一口に「歯の汚れ」と言っても単なる磨き残しなのか、それともすでに細菌の侵入している危険なものなのか?
歯周病の治療でよく聞く「プラーク」と「歯石」とは?その違いって?
すこし専門的になりますが、「プラーク」と「歯石」について簡単に説明いたしますので今後の参考にして下さい。
プラークとは
プラークは「歯垢」とも呼び...
歯肉が腫れて痛む原因の一つに歯周病があります。歯と歯肉の境目あたりが赤くはれ、押すと血や膿が出るようであれば歯周病を疑ってみてください。
歯周病は骨が溶けて(吸収して)しまう怖い病気です。ご自身では骨の状態を知ることはできません。なんとなく違和感を感じているだけと思いきや、病状(骨の吸収)が進行していることも少なくありません。
歯肉の内側の骨がどのような状態にあるのか、レントゲンを撮影してみなけれ...
歯を抜いた後にはどのような歯の回復方法があるのでしょうか?
今回はそのうちの一つ「入れ歯」の中でも「ノンクラスプ義歯」について簡単に紹介します。
歯を抜いたあとの治療方法
歯を抜いた後の歯の回復方法としては
1)インプラント
2)ブリッジ
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近年、「ノンメタルクラスプデンチャー」という金属のバネを使用しない部分入れ歯が広く用いられるようになりました。
呼び方は「ノンメタルクラスプデンチャー」が一般名として使用されており、
「ナイロンデンチャー」
「フレキシブルデンチャー」
「ノンメタルデンチャー」
「ソフトデンチャー」
「スマイルデンチャー」
など様々な呼ばれ方をしていますが、いずれも本質的には金属のバネを使用しない義歯というものに変...
舌は歯列に囲まれ口腔の中心に位置します。そのため、どなたでも常に歯に接しこすれているのですが、歯の「とがり」や「傾斜」等のきっかけによって口内炎ができてしまうこともあります。そうした場合、その原因を除去しない限り症状が軽快しづらく、難治化してしまうこともしばしばあります。
〈治療例〉
1⃣ 2か月前より右舌側縁に口内炎ができたのを自覚。近医受診したが悪いものではないと診断され経過を見...
奥歯の痛みの原因には虫歯、歯周病、歯の破折、咬合性外傷、知覚過敏など、直接歯に関係のあるものが多いのですが、まれに歯とは関係ない疾患のため歯が痛いと勘違いしている場合があります。
特に上の奥歯の痛みと勘違いしやすいものに上顎洞炎(副鼻腔炎)があります。上の奥歯の根が上顎洞内に突き抜けている(実際にそのまま突き抜けてるわけではありませんが)場合には上顎洞炎を疑ったほうが良い時もありますので、歯科医院...
2014年からCADCAM冠が保険導入されて以来、材料の開発、向上が進められ2022年6月時点においては、適用条件はあるものの第二大臼歯を除くすべての歯に適用することができるようになりました。
金属を使わずに保険適用で白い歯ができることは大きなメリットですが、当然デメリットもあります。
CADCAM冠の特徴を簡単に説明しますのでよく理解して選ぶようにしてみて下さい。
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冷たい水や熱いお湯が急に歯にしみて痛むようになる時がありませんか?しばらく歯医者から遠ざかっており虫歯が進行してしまった場合や、歯周病の進行により知覚過敏が生じている場合が多いのですが、噛みしめ(歯ぎしり、食いしばり)が強かったり歯の噛む面に部分的な金属の詰め物をしている方は要注意です!もしかしたら歯が割れて(破折して)しまっている場合があるからです。
痛みを感じるということは何かしらの変化が起き...
ある日、鏡でよく見ると自分の歯が茶色くなっていることに気付いた方、ショックなことに自分で気付く前からすでに周りの人たちに「○○さんは歯が茶色い」と思われていたかもしれません・・・。
歯が茶色くなるのには変色と着色があります。簡単に言うと、変色は歯の質や内部的な色の変化、着色は表面的な色の変化を意味しています。
変色の理由としては、加齢によるもの、薬物(テトラサイクリン、フッ素)によるもの、虫歯によ...
これまでの歯科治療技術および歯科材料の発展により、前歯だけでなく奥歯においてもコンポジットレジンと呼ばれる白い樹脂によって虫歯治療(正しくは歯冠修復)をすることが可能になりました。すでに奥歯に装着されている銀の詰め物も、コンポジットレジンに置き換えて白い歯にすることができます。ただし、銀の詰め物が歯の大部分を覆うような症例や、歯ぎしりや食いしばりの癖があり歯に過度の力が加わってしまう症例ではコンポ...