歯科で行うボツリヌス注射とは?
2026.04.30
最近、
・朝起きると顎がだるい
・無意識に歯を食いしばっている気がする
・歯が欠けたり、しみたりすることが増えた
このような症状で来院される方が増えています。
診察をすると、
👉 「食いしばり」や「歯ぎしり」が関係しているケースも少なくありません。
その原因や歯への影響については、
前回の記事で詳しく解説していますので、
まだご覧になっていない方はぜひご参照ください。
その対処法のひとつとして、
歯科で行うボツリヌス注射があります。
ボツリヌス注射とは
ボツリヌス注射は、
筋肉の働きを一時的にゆるめる治療です。
歯科では主に、
👉 噛む筋肉(咬筋)の力を弱めることで
・食いしばり
・歯ぎしり
・顎の疲れ
などを軽減する目的で行います。
なぜ歯科で行うのか
「美容の治療では?」と思われる方もいらっしゃいますが、
実は歯科では
👉 噛み合わせ
👉 歯への負担
👉 顎の状態
を日常的に診ているため、
“噛む力のコントロール”という意味で非常に相性の良い治療です。
なお、歯科では噛み合わせや食いしばりについて
さまざまな観点から考える必要があります。
詳しくは過去の記事でも解説していますので、
ご興味のある方はご覧ください。
効果について
効果には個人差がありますが、
・朝起きたときの顎のだるさが減る
・歯の負担感が軽くなる
・無意識の食いしばりがやわらぐ
といった変化を感じる方が多いです。
痛みや安全性
使用する針は非常に細く、
痛みは軽いチクッとする程度です。
また、適切な部位・量で行うことで
日常生活に支障が出ることはほとんどありません。
よくある質問
Q. 顔が変わりますか?
→ 大きく変わることはありません。
(力が抜けることで輪郭が少しすっきりする場合はあります)
Q. どのくらいで効果が出ますか?
→ 数日〜1週間ほどで徐々に変化を感じる方が多いです。
Q. 効果はどれくらい続きますか?
→ 一般的に3〜6ヶ月程度です。
Q. 何回も続ける必要がありますか?
→ 症状や生活習慣によりますが、
定期的に行うことで食いしばりが軽減しやすくなります。
Q. 副作用はありますか?
→ まれに一時的な違和感や軽いだるさを感じることがありますが、
通常は時間とともに改善します。
Q. 誰でも受けられますか?
→ 妊娠中の方や特定の疾患がある方は適応外となる場合があります。
事前にしっかり確認させていただきます。
当院の考え方
当院では、
👉 「いきなり注射をすすめる」ことはありません
まずは
・噛み癖(TCH)
・生活習慣
・噛み合わせ
を確認し、
必要な場合にのみご提案しています。
まとめ
食いしばりは、
自分では気づきにくい癖です。
「もしかして?」と思った方は、
まずはお気軽にご相談ください。







