自然な歯の色ジルコニアクラウン
2023.09.28
現在当院で治療している自費診療の被せ物のほとんどがセラミッククラウン(1本88,000円)かジルコニアクラウン(1本99,000円)です。
以前はゴールドクラウンやメタルボンドクラウン(陶材焼付鋳造冠)も扱っておりましたが、金属を使用せず、体に優しく見た目にも優れているセラミック材料を使用するのが主流となりました。ジルコニアが十分な強度を持っているため、ブリッジの症例でもメタルボンドを使用する必要がなくなったこともセラミック材料が主流となった大きな理由です。
セラミッククラウンとジルコニアクラウンの違いはこちらのブログ「ジルコニア:見た目が良く強度のあるブリッジ」も参考にして下さい。
歯の色は単色ではない
上の写真を見てわかるように、歯の色は単色ではなく、歯肉の境目から先端に向かってグラデーションがかかっています。またそれぞれの歯によっても色味や色の濃さが異なります。
このグラデーションのかかり具合は人によって異なり、通常歯の被せ物をする際には患者様に合わせて色調を選び、より自然の歯に見えるよう作製しています。
しかしこれまでのジルコニアは単色のものしかなく、また透光性も良くなかったので、透明感の無い「真っ白」というイメージの歯しか作れず、目立ちにくい奥歯に適用されることがほとんどでした。
マルチレイヤ―型ジルコニア
これまでジルコニアの透光性を高くし審美性をよくするとその分強度が落ちてしまうという問題がありました。
「硬くて丈夫」を取るか「見た目の良さ」を取るかのジレンマがありましたが、近年透光性を上げつつしかも強度も高いジルコニアが提供されるようになりました。
さらにいくつかの色味のジルコニアを積層して作製した「マルチレイヤ―型ジルコニア(積層型ジルコニア)」も提供されるようになり、これまで不向きであった前歯部にも広く適用されるようになりました。
当院で使用するジルコニア
当院で作製するジルコニアはすべてマルチレイヤ―型ジルコニアです。また、それぞれの患者様に合わせてステイニング(外部彩色)を行うこともあります。
自費診療で被せ物を作る際はキレイでより長もちするジルコニアクラウン、ブリッジをお勧めしています。
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