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舌の口内炎:歯の接触が原因のケース

2019.04.09

舌は歯列に囲まれ口腔の中心に位置します。そのため、どなたでも常に歯に接しこすれているのですが、歯の「とがり」や「傾斜」等のきっかけによって口内炎ができてしまうこともあります。そうした場合、その原因を除去しない限り症状が軽快しづらく、難治化してしまうこともしばしばあります。

 

〈治療例〉

1⃣ 2か月前より右舌側縁に口内炎ができたのを自覚。近医受診したが悪いものではないと診断され経過を見ていたが症状軽快せず当院初診。しみる痛みのため食事が困難であり体重も減少しているとのこと。初診時右舌側縁には境界明瞭で約10mmに及ぶ潰瘍を認めた。硬いしこりは触知しなかった。舌を運動させ観察したところ、右下臼歯の舌側咬頭に舌がこすれている様子が見られた。右下臼歯の舌側咬頭が鋭角であったためこれが口内炎を難治化させていると考え、鋭角部をエナメル質範囲内で切削して丸め研磨した。デキサルチン軟膏とアズノールうがい液を処方しこの状態でしばらく様子を見るよう指示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

2⃣ 約2週後症状は軽快傾向にあり、食事も大分楽になったとのこと。右舌側縁の口内炎も縮小化していた。この時点でデキサルチン軟膏の処方はやめアズノールうがい液のみ処方した。

 

 

 

 

 

 

 

 

3⃣ さらに10日後、舌の痛みはほぼ解消し、右舌側縁の口内炎もほぼ消失していた。食事も問題なく摂れるようになったとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

今回の症例のように、症状の原因を精査し取り除くことで治癒を早めることができる場合もあります。また、歯の切削についても必要最小限にとどめエナメル質に限局させたため、しみる等の症状も見られず、詰め物や被せ物をする必要もありませんでした。

 

歯の接触が原因となる舌の口内炎の特徴は、舌の側面に歯の咬頭の形に合った傷が見られることです(絶対ではありません)。下の2つの写真はいずれも歯の接触が原因と考えられた口内炎症例です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、特徴的な舌がんの症例は下の写真の通り、歯の咬頭の大きさに見合わない大きさの傷があり、その表面性状が明らかに周囲の粘膜と異なります。また、触れると固いしこりを感じます。

舌がんの頻度はあまり高くなく、身体全体のがんの約1%と言われていますので過剰な心配は必要ありませんが、首のリンパ節に近いことから転移を起こしやすいため注意が必要です。

10日以上口内炎が治らないような時には念のため歯科や耳鼻咽喉科を受診するようにして下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

舌がんでなく口内炎でもなかなか治らない場合もありますので(舌の口内炎(難治症例)を参考にして下さい)異常を感じたら早めに歯科や耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。ご予約はお電話もしくはネット予約で承ります。

尚、当院は大学病院と連携し、より難治化した症例や悪性が疑われる症例については速やかに紹介ができるような体制を整えています。

 

 

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