歯の着色
2016.10.04
ある日、鏡でよく見ると自分の歯が茶色くなっていることに気付いた方、ショックなことに自分で気付く前からすでに周りの人たちに「○○さんは歯が茶色い」と思われていたかもしれません・・・。
歯が茶色くなるのには変色と着色があります。簡単に言うと、変色は歯の質や内部的な色の変化、着色は表面的な色の変化を意味しています。
変色の理由としては、加齢によるもの、薬物(テトラサイクリン、フッ素)によるもの、虫歯によるもの、先天的な歯の形成異常によるものなどがあげられます。また着色の理由としては、お茶、コーヒー、カレーなど色素の濃い飲食物の摂取によるもの、喫煙によるものなどがあげられます。
これらのうち表面的な着色については、歯科医院での歯のクリーニングで比較的簡単に除去することが可能です。ただし、着色が強いということはブラッシングが上手にできていない可能性が高いとも言えます。自分では見えなかったり気付きにくい歯の裏側や奥歯に、歯石が付いてしまっていたり虫歯が進行していたいたりするかもしれません・・・。
歯の着色に気付いたら早めに歯科を受診して、その歯だけではなく全体的なチェックもしてもらう事をお勧めします。