銀歯を白い歯に(保険適用コンポジットレジン修復)
2016.07.13
これまでの歯科治療技術および歯科材料の発展により、前歯だけでなく奥歯においてもコンポジットレジンと呼ばれる白い樹脂によって虫歯治療(正しくは歯冠修復)をすることが可能になりました。すでに奥歯に装着されている銀の詰め物も、コンポジットレジンに置き換えて白い歯にすることができます。ただし、銀の詰め物が歯の大部分を覆うような症例や、歯ぎしりや食いしばりの癖があり歯に過度の力が加わってしまう症例ではコンポジットレジンに置き換えることができない場合もあります。
治療費は1本あたり1,000円程度(3割負担の場合)で、必要に応じてレントゲン検査も行います。治療回数はほとんどの場合1回で終了します。また銀歯を除去する際に歯のしみを強く感じる場合には麻酔を必要とすることもあります。
銀歯を白く詰め治すことにより見た目もきれいに、また金属アレルギーの心配もなくなります。ただし、経年変化により徐々にレジンの変色や摩耗・咬耗が生じてきますので、定期的な受診を行い経過観察することをお勧めいたします。